モバイルバッテリーやオーディオ機器を販売するAnkerから驚きのコスパ最強ワイヤレスイヤホンが登場しました。
Soundcore Space A40
Ankerは大好きですが、soundcoreのワイヤレスイヤホンは正直なめていました。
3万円を超えるハイエンドなワイヤレスイヤホンでさえ、いずれかの機能が足りず操作性にストレスを感じることがありますが、『Soundcore Space A40』の操作性と機能はどれを見ても満足できるレベルに達しています。
その価格は何と12,900円!
※2022年1月時点のAmazon.jpより
予算は一万円前後だけど、どれを買えばいいか分からないという方は、『Soundcore Space A40』を買っていればきっと満足しますよ!
こんなに優秀な完全ワイヤレスイヤホンが一万円ちょっとで買えるようになったのですから、すごい時代です。
本記事では使ってみて分かった『Soundcore Space A40』のメリットとデメリットを詳細にまとめていきます!
- ウルトラノイズキャンセリング2.0
- 外音取込み機能
- スムーズなマルチポイント接続対応
- ワイヤレス充電対応
- ハイレゾ音源(LDAC)対応
- ゲームモード(低遅延)でゲームも快適
- 最大50時間再生のロングバッテリー
- 操作性とカスタマイズ性の高い専用アプリ
- 高音質なマイク
Soundcore 『Space A40』と『Liberty 3 Pro』・『Life A3i』・『Life P3』のスペックを比較
Space A40 | Liberty 3 Pro | Life A3i | Life P3 | |
再生可能時間 | 最大50時間 | 最大32時間 | 最大36時間 | 最大35時間 |
ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング2.0 | ウルトラノイズキャンセリング2.0 | ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング |
ノイキャン最適化 | 自動 / 手動 | 自動 / 手動 | 手動 | |
対応コーデック | SBC/AAC/LDAC | SBC/AAC/LDAC | SBC/AAC | SBC/AAC |
充電方法 | USB-TypeC | USB-TypeC | USB-TypeC | USB-TypeC |
ワイヤレス充電 | ||||
外音取込み | ||||
マルチポイント接続 | ||||
ゲームモード (低遅延) | ||||
ハイレゾ音源 | ||||
イコライザー調整 | ||||
価格 | 12,990円 | 17,800円 | 6,990円 | 8,990円 |
上記がAnker Soundcoreシリーズで最新のワイヤレスイヤホンのスペックを比較した表になります。
価格を見ると、本記事でご紹介する『Soundcore Space A40』はミドルクラスに当てはまることがわかります。
『Soundcore Space A40』はハイクラスの『Soundcore Liberty 3 Pro』にはないゲームモードもあり、ロングバッテリーでありながらイヤホン本体重量が4.5gとAnker史上最軽量が実現されていたりと他のイヤホンにはないスペックが数多く秘められています。
もはやスペックと価格設定がバグっているのではないかと思うレベルです…(笑)Anker Soundcoreシリーズの中では最高コストパフォーマンスのワイヤレスイヤホンと言えます。
Soundcore Space A40がおすすめな人
- 1万円前後で最強の「ノイズキャンセリング」が欲しい
- イヤホンを付けてYOUTUBEをよく視聴する
- iPhoneとパソコンなどを2台接続する「マルチポイント接続」が欲しい
- 高い「マイク性能」が付いたイヤホンが欲しい
- 通勤・通学・仕事用に使えるイヤホンを探している
- 全体的に「まとまった音質」が好き
上記に当てはまる方は『Soundcore Space A40』の購入を検討されていもいいかと思います。
「Apple信者でAirPodsでなければならない方」や「3万円を超えるハイクラスイヤホンが不要の場合」は、『Soundcore Space A40』で十分に満足できるワイヤレスイヤホン生活を送れるのではないかと思います♪
Soundcore Space A40レビュー
パッケージと付属品
ガジェットを開けるときのワクワク感はいつまでも変わりません♪
付属品は下段に収納されています。
- 本体
- 取扱説明書
- イヤーピース(5種類)
- 充電コード(Type A to C)
イヤーピースがサイズ違いで5種類入ってるのも嬉しいポイント。
自身に合った最適なイヤーピースサイズで音楽を楽しむことができます。
充電方法はUSB-TypeCのため、Type A to Cコードが付属しています。
ケースとイヤホンの外観
カラーは「ブラック・ホワイト・ネイビー」の3色展開。
マッドな質感で、Soundcoreのロゴが所有感をくすぐります。
全く安っぽくは見えません。
『Soundcore Space A40』と『AirPods Pro 2 (第二世代)』のサイズを比較すると、ほとんど同じ大きさです。
かなりケースが小ぶりなので、ポケットに入れる習慣がある人にもおすすめです♪
強力な磁石でイヤホン本体はケース内に収納されています。
イヤホンの形はAirPodsのようにステム(軸)がある形状ではなく、耳の中にすっぽりと収まるタイプです。
初めて装着するときは上下が分からず困る場合がありますが、
後ほどご紹介する「Soundcore専用アプリ」と本機を接続すると、装着方法のレクチャーも出てくるため初心者にも配慮されています。
イヤホンは片方4.9gで最軽量
イヤホンを含めたケース重量は58gでかなり軽量です。
イヤホン一つの重量は約5gで、長時間の使用でも疲れにくいため勉強やリモート会議などでも活躍できます。
ノイズキャンセリングと外音取込みを備えているのにイヤホンが5g以下とは、Ankerの技術力はすごいですね…
長時間の使用で疲れないことはイヤホン選びでかなり重要なポイントですよ♪
充電は「Type-C」と「ワイヤレス」が可能
充電はケース背面の「USB-TypeC」と、
「ワイヤレス充電」が可能です。
ワイヤレス充電はお家でのイヤホンケースの定位置にもなるため、家でイヤホンケースを紛失することがある人にはおすすめです。
筆者も愛用しているAnkerのワイヤレス充電機器が安心ですよ♪
【音質】AirPodsに近いニュートラルな印象
Ankerのワイヤレスイヤホンは低価格イヤホンにありがちなドンシャリが多いですが、『Soundcore Space A40』は『AirPods』に似たニュートラル路線で人を選ばない音質に落ち着いています。
思ったよりも低音が響き、音の情報も多く全体にまとまりを感じます。
音量を上げてもバランスが崩壊することはなく、迫力が増していい感じです。
BOSEやゼンハイザーなどの特徴的なハイクラスイヤホンと聴き比べない限り、1万円台のイヤホンとしては音質面で不満を感じる要素はないと思います。
また、「Soundcore専用アプリ」で低音〜高音のバランスを自由に調節することも可能で、イコライザーを変更することで迫力があってクリアな音質に変更することができます。
音質に関しては好みが大きく分かれるため、あくまで参考程度でお願いします♪
【ノイズキャンセリング】この価格帯では十分すぎる実力
『ウルトラノイズキャンセリング2.0』というAnkerの最強ノイキャン技術が搭載されているため、すごく効きます。
この価格帯の中ではトップクラスのノイキャンであることは間違いないと思います。
最強ノイズキャンセリングを誇る『AirPods Pro 2 (第二世代)』と比較すると、さすがにAnkerでは消し切れていない中温〜高音はあります。
しかし、
「道路を走る車の走行音」や「電車内での雑音」など気にならない程度まで外音を強力に遮断してくれます。
また、『Soundcoreの専用アプリ』でノイズキャンセリングの強度を手動で変更することができます。
いちいち手動で変更するのは面倒な方は、「自動モード」もあります。
イヤホンマイクが外音の騒音状況から最適なノイズキャンセリング強度に設定してくれるようになります。
現状でここまでのノイキャン性能が高く1万円前後のワイヤレスイヤホンは『Soundcore Space A40』くらいですね…さすがAnkerです。
【外音取込み】価格相応だがもう少し頑張ってほしい
外音取込み機能は価格相応と言えばそうですが、もう少し改善の余地があるように思いました。
外部の騒音も一緒に取り込まれてしまい、店員さんの声などが聞き取りにくいことがあります。
ただ、実用面では問題はなく、『Soundcore Space A40』を装着して接客するなどの用途でなければ問題はないかと思われます。
【マルチポイント接続】切り替えに時間を要さずかなりスムーズ
3万超えのハイクラスワイヤレスイヤホンでも、まだ付いてないこともある「マルチポイント接続」の機能。
『Soundcore Space A40』はしっかりとここを押さえてきました。
普段はイヤホンをiPhone(スマホ)で使用しているけど、仕事では会社用パソコンのリモート会議でイヤホンを利用したいシーンがありませんか?
マルチポイント対応のワイヤレスイヤホンであれば、初回にBluetoothでペアリング設定をするだけでいつでも音声が流れている端末に自動的に接続が切り替わるようにできます。
現端末とのペアリングを解除して、新しい端末に再接続するという地獄のような手間がなくなります。
イヤホンによってはマルチポイント接続機能がついていてもこの接続切り替えが遅くてイライラすることもあるのですが、『Soundcore Space A40』はとてもスムーズで待たされる時間も短く接続端末が切り替わりました。
複数の端末で1つのイヤホンを使っている方には『Soundcore Space A40』のマルチポイント接続機能はかなり有能ですよ!
【マイク】さすがAnkerの得意分野
AnkerのSoundcoreシリーズのマイク性能はレベルが高いことで有名です。
『Soundcore Space A40』も雑音の中でも声を拾って、鮮明な声を相手に届けてくれます。
リモート会議などで利用予定の方も安心して利用することができますよ♪
【操作性】誤作動はしにくくカスタマイズ性も高い
『Soundcore Space A40』はイヤホン上で曲送りや音量操作、ノイキャンモードの変更などを操作できます。
イヤホンの「d(Soundcoreマーク)」のタップ回数と左右で機能を割り振ります。
初期設定は下記の通りです。
操作方法 | 内容 |
---|---|
(L)イヤホンを1回タップ | 音量を下げる |
(R)イヤホンを1回タップ | 音量を上げる |
(L)イヤホンを2回タップ | 曲送り |
(R)イヤホンを2回タップ | 再生/停止 |
(L or R)イヤホンを2秒長押し | ノイキャン/外音取込み /標準モード切り替え |
(L + R)イヤホンを3秒長押し | ペアリングモード |
1回タップの設定は後述の「Soundcore専用アプリ」で「オン」にする必要があります。
誤作動はしにくく、痒いところに手が届くユーザーを重視したカスタマイズ性に感心しました。
【アプリ】イコライザー調整やカスタマイズ性がかなり高い
Soundcoreシリーズは上記専用アプリでイコライザーや操作性をカスタマイズすることができます。
Soundcoreの本領はこちらのアプリでカスタマイズすることで発揮されます。
アプリを開くとSoundcoreシリーズの製品を自動で検出してくれます。
イヤホンを最新状態に保つファームウェアの更新などもアプリで行うため、『Soundcore Space A40』を購入したら必ず入れておきましょう。
アプリのメイン画面はこちらで、かなりシンプルで初心者にも分かりやすい仕様です。
モード設定
「ノイズキャンセリング・外音取込みモード・標準」の切り替えはイヤホンだけでなく、アプリからも操作できます。
【ノイズキャンセリング】この価格帯では十分すぎる実力でもご紹介した通り、ノイズキャンセリングの強度変更や自動調整もこちらで変更することができます。
タッチ操作
「1回タップ、2回タップ、2秒間長押し」で作動する機能を左右のイヤホンに割り振れます。
上記機能を割り振れるのですが、最も大きなポイントが「モード設定」です。
デフォルトでは2秒長押しで「ノイキャン・外音取込み・標準」を切り替えることができるのですが、「標準」はほとんどの方が利用しないと思われます。
そこで「標準」のチェックを外すと、「ノイキャンモード」と「外音取込みモード」だけを瞬時に切り替えることができます。
この設定変更ができないハイクラスワイヤレスイヤホンも多いので、しっかり対応してくるAnkerはユーザーのことを分かっていますね!
HearID
HearIDは人によって異なる聞こえやすい(もしくは聞こえにくい)音域を測定して、それぞれの人に最適なイコライザーを自動で調節してくれる機能です。
思ったよりもイコライザーによって音楽の迫力が変化するため、購入したら設定してみましょう!
サウンドエフェクト
こちらで好みの音質にイコライザーを変更することができます。
HearIDの設定もこちらに記録されます。
プリセットが登録されているため、こちらからよく聞く音楽ジャンルに合わせて変更ができます。
また音域の強弱を好みに変更するオリジナル設定も可能です。
その他の設定
「風切り音の低減」やSwitchなどのゲーム時に遅延を低減する「ゲームモード」のオン・オフもアプリ上で行えます。
この中でも特に『Soundcore Space A40』を購入してから行って欲しいのが、「装着テスト」です。
こちらで「最適なイヤピースサイズと装着方法」であるかの確認を行えます。
間違った方法で利用してしまっては勿体無いので、ぜひ確認のためにお試しください♪
【ペアリング方法】イヤホンの両サイドを3秒間長押しする
【操作性】誤作動はしにくくカスタマイズ性も高いでも記載しましたが、両イヤホンのサイドを3秒長押しすることで、ペアリングモードに入り、新しい端末とペアリングすることができます。
もしくはケース背面のペアリングボタンを長押しすることでもペアリングモードに入るため、タイミングによって使い分けてみてください♪
Soundcore Space A40のメリット・デメリット
メリット
- 1万ほどで買えるイヤホン群では最強のノイズキャンセリング
- 音質も納得がいくレベルでイコライザーのカスタマイズ性が高い
- マルチポイント接続で私生活と仕事用の端末どちらにも使える
- マイク性能が高くリモート会議で大活躍
必要最低限どころではない機能がモリモリに詰め込まれた『Soundcore Space A40』のメリットの一例は上記の通りです。
一万円前後でこれだけの機能が詰まったイヤホンは多くはありません。
ハイエンドクラスのイヤホンマニアではない限り、『Soundcore Space A40』であれば音質と機能に十分満足できると思いますよ!
デメリット
- 音質面ではAirPods ProやBOSEなどには敵わない
- ケースが丸くてサラサラのため落としやすい
一万円前後のワイヤレスイヤホンと比較するとデメリットはほとんどありません。
価格以上の機能を備えているため、予算に合う場合はオススメします♪
まとめ〜ここまでコスパが良いイヤホンは他にあるのか〜
以上、Ankerの『Soundcore Space A40』をレビューしました!
- ウルトラノイズキャンセリング2.0
- 外音取込み機能
- スムーズなマルチポイント接続対応
- ワイヤレス充電対応
- ハイレゾ音源(LDAC)対応
- ゲームモード(低遅延)でゲームも快適
- 最大50時間再生のロングバッテリー
- 操作性とカスタマイズ性の高い専用アプリ
- 高音質なマイク
ミドルクラスの価格帯でこれだけの機能が備わっているのは驚きました…
通勤・通学やリモート会議などに使うイヤホンをお探しの方は『Soundcore Space A40』を試してみてはいかがでしょうか♪
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