みんな、3Dプリンターをどのような作業台に置いてるの…?
最近3Dプリンターを購入し、日々何か作れるものはないかと考えることを楽しんでいる筆者です。
今回購入した3Dプリンターは幅広いユーザーから人気のモデル『Bambu Lab A1』です。

造形サイズは「256 × 256 × 256 mm」もあるので、小物やオーガナイザー、植物鉢など、作りたいと思ったものは今のところ全て対応できています。
初めての3Dプリンターの購入にあたり、初心者にとっては装置を置く作業台の選択が難しいと感じました。
私は設置スペースの制限からスチールラックのキタジマの『アングル棚 2段(幅90×奥行45×高さ60cm)』を購入してみました。

実際に使用してみて分かった結論としては、
キタジマ スチールラックを3Dプリンターの作業台にして問題なく造形はできる
印刷中に作業台が振動するため、過度に複雑な造形物の場合は心配
購入から2ヶ月以上が経過しましたが、今のところ作業台が原因で印刷に失敗したことはなく、快適に3Dプリンターライフを楽しむことができています。
ただ、万人にオススメできるスチールラックではないというのが正直なところ。
本記事ではスチールラックのキタジマの棚を実際にBambu Lab A1の設置台として使用した体験レポートをお届けします。
さらに、フィラメントの湿度管理に導入した『HOKUTO HS-51L 防湿庫』との組み合わせについても詳しくレビューしていきます。
どんちゃスチールラックと防湿庫に悩んでいる方の参考になれば幸いです!
Bambu Lab A1の作業台選びで知っておくべきこと
Bambu Lab A1のサイズ・重量スペックと設置台に求められる条件
| 項目 | スペック |
| 本体サイズ | 55.27 x 52.91 x 32.69 cm |
| 本体重量 | 約8.3kg |
| 印刷エリア | 256 × 256 × 256 mm |
重量は本体だけで約10kgあり、フィラメントやオプションのAMS liteを加えると総重量は軽く10kgを超えてきます。
高速印刷時には思ったよりも振動が発生するため、作業台の剛性と耐荷重は選ぶ際の重要な選定基準になります。
賃貸ユーザーは注意
壁の薄いマンションや木造アパートでは、スチールラック特有の振動が床・壁を通じて隣室に響く可能性がある。場合によっては防振マットの併用も検討する必要があるため注意。
実際にBambu Lab A1を使ってみてわかった、設置台として必要なサイズ条件は以下のとおりです。
- 耐荷重は余裕を見て15kg以上は確保
- 高さは60cm以上あると作業が快適
- 奥行き45cmはBambu Lab A1にジャストサイズ※
- 幅90cmだと作業物を置けるスペースをちょうど確保できる※
※3Dプリンターを横向きに設置した場合
キタジマスチールラック(幅90×奥行45×高さ60cm)をA1作業台として使ってみた

こちらが我が家の『Bambu Lab A1』と『スチールラックのキタジマ アングル棚 2段(幅90×奥行45×高さ60cm)』です。
上段に3Dプリンター本体、下段に3Dプリンター周りのアイテムを保管するための無印良品の『再生ポリプロピレン入り 頑丈収納ボックス 特大』を置いています。
業務用ラックのような無骨なデザインですが、古くて新しい見た目は意外にもお部屋に馴染みます。


サイズは横幅が90cm、奥行が45cmで、

高さは、2段目で60cmです。

バラバラの状態で届いたフレームを組み立て、

最後にパーティクルボードを載せています。

足は滑り止めがついており、床が傷つく可能性は低減されています。

3Dプリンターは装置の前後に余白が必要なので、こちらの棚サイズではBambu Lab A1を縦向きに設置することはできません。
そのため、装置を横向きに設置しましたが、作業スペースを手前に確保でき思ったよりも便利に感じています。

作業台はしっかり水平になっていることを確認しました。

3Dプリンターにとって作業台が並行であることは重要です。
作業スペースの余裕

写真では作業台に無駄なスペースが多いようにも見えますが、これくらいの余白を最低限設けておくことをオススメします。

と言うのも、今回の棚はA1本体を上段に設置した状態でも、横に30cmほどのスペースができ、印刷中の造形物を一時置きしたり、工具やノズル交換用のアイテムを並べたりと、作業台としての使い勝手が良いサイズだと感じているためです。
作業スペースの評価
幅90 × 奥行45 × 高60cmの作業台は、Bambu Lab A1の設置台としてベストサイズと言える。作業スペースも必要最低限で散らかることもなく余白のメリットが大きい。
気になった点:小刻みな振動
『スチールラックのキタジマ アングル棚 2段(幅90×奥行45×高さ60cm)』を3Dプリンターの作業台として使用するにあたり、最も気になる点は印刷中にスチールラックが小刻みに振動することです。


棚の組み立て時の丁寧さ?によるかもしれませんが、天板とフレームの間に隙間があり、気持ちばかり埋めて固定はしていますが、それでも側で立っていると感じるほどの小刻みな振動が発生します。
振動そのものが印刷品質に直接影響したケースは今のところありませんが、住居環境によってはラックの下や横に防振マットを敷くことをオススメします。
どんちゃ木造アパートや界壁の薄いマンションに住んでいる方は、スチールラックよりも重量のある木製ワークベンチや防振機構を備えた専用台をいいかもしれません!
造形物の出来栄え
クリップのような小物からスプールやクリップ式のタブレットスタンドのような大型のものまで作成していますが、作業台の影響で印刷に失敗したことは一度もなく、造形物のクオリティにも満足しています。また、サポートがいるような造形物でも印刷できています。
フィラメントの種類や環境によっても結果は変わるかもしれないため、全ての検証はできませんが、3Dプリンター初心者の私の利用範囲内では特に問題は生じていません。
どんちゃ今のところ造形物に問題はありませんが、気になった点で解説したとおり、小刻みな振動は発生しているため、繊細な造形物になったときに影響が出る可能性はあります。私の場合は日常的に使用するアイテムの造形に問題は生じていませんが、この点は注意して作業台を選定してください!
キタジマスチールラックの組み立ての注意点

『スチールラックのキタジマ アングル棚 2段(幅90×奥行45×高さ60cm)』はユーザー自らが組み立てます。
組み立て工数は予想以上で、説明書も分かりにくく公式動画を見ながら進めたため、大人2人でも約2時間かかりました。

一見シンプルに見えるスチールラックですが、ねじ止め箇所の数が半端なく作業箇所も狭いため時間を要します。
1人で組み立ても不可能ではありませんが、骨組みを回転させたり傾けた方が作業が安全で効率よく進むため、2人以上で組み立て作業を行いましょう。
組み立ては2人作業をおすすめ
組立工数が非常に多いため、安全のためにも家族や友人と一緒に組み立てよう。
HOKUTO HS-51L 防湿庫との組み合わせでデザインと機能を両立

最後に3Dプリンターを運用するうえで重要と言われているフィラメントの湿度管理を行うために導入した防湿庫について触れていきます。
3Dプリンターの先輩方をみていても、3Dプリンターにとって湿度は大敵であることと、ちょうどカメラ機材を入れる防湿庫を探していたため、導入することにしました。


購入した『HOKUTO HS-51L 防湿庫』のサイズは、幅約29cm、奥行き約32cmと非常にコンパクトです。

そして、こちらの防湿庫に決めた最大の理由は、防湿庫の高さがスチールラック(60cm)とほぼ同等であることでした。
見た目の一体感が生まれただけでなく、3Dプリンター用の作業台が伸びたような形で運用することができ、非常に便利です。

鍵もついているため、お子様や部外者に勝手に開けられないように防湿庫を施錠することもできます。

今回のモデルは3段で、私は下段を3Dプリンター用のフィラメント、2段目と3段目をカメラ機材を保管しています。

棚の高さはある程度自由に調節できるため、フィラメント以外にも入れたい場合でも防湿庫内のスペースを無駄なく使用することができます。

私の場合、フィラメントは1.75mmの1kgを3本縦に入れることができています。

大きめのレンズだと『Tamron 50~400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD Nikon』を入れており、長さ約183mmのレンズがギリギリ入ります。

湿度は5段階で調節することができ、A側が高湿、E側が低湿となります。
最も低い湿度を維持するEモードでは、

湿度は30%前後で維持されています。
湿度計で庫内の湿度を測定して同じであることも確認できたため、しっかり除湿できています。
Dモードで湿度40%弱なので、普段はDモードで運用しています。
メリット・デメリットまとめ
- 幅90cmで作業スペースに余裕があり、A1設置台として面積はベスト
- HOKUTO HS-51L 防湿庫と高さが揃い、セットアップ全体に一体感が生まれる
- A1の印刷は安定しており、現状で印刷失敗は発生していない
- 高速印刷時にスチールラックが小刻みに振動するため、賃貸では要注意
- 組み立て工数が多く、1人での組み立ては非推奨
- 剛性はあるが振動吸収性が低く、より堅牢な台に比べると揺れが気になる
結論としては「スチールラックのキタジマ アングル棚 2段(幅90×奥行45×高さ60cm)をBambu Lab A1の作業台として使えるが、稼働中は振動するため要注意」というところです。
現状、キタジマのスチールラックは、Bambu Lab A1の作業台として十分に使えています。
作業スペースの広さとHOKUTO HS-51L 防湿庫との見た目の相性、コスパの高さも満足しています。
ただ、高速印刷時の振動は否定できません。
印刷品質への悪影響は今のところ確認されていませんが、賃貸住宅に住んでいるユーザーや、振動に敏感な環境では、防振マットの併用か、より剛性・質量の高い作業台を選ぶことを検討した方がいいかもしれません。


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