筆者のスノーボーダーレベル
・スノーボード歴16年
・フリーランメインで上級者コースも問題なく滑走可能
・1シーズン3回程度の頻度でゲレンデへ
高校生で購入した普通のストラップバインディング(ビンディング)を使用してきましたが、ついに昨シーズンに壊れました(泣)
そこで、今シーズンはバインディングを買い換える必要があります。
(約10年頑張ってくれた先代に感謝!)
そうなると、スノーボーダーであれば気になるものがありますよね〜
そう!
BURTON の“Step On“
- ストラップのと滑り心地は異なるのか
- 滑走中に外れたりしないのか
- ブーツの履き心地はいいのか
滑るまではこのような不安を感じていました。
しかし、実際に滑ってみた結果、上記の不安は杞憂に終わりました。
スノーボーダーの理想が詰まった素晴らしいバインディングです。
ぜひ、ビンディングの買い替えを検討されている方は、“Step ON“の世界に踏み出してみてください♪
- 見た目がシンプルで無駄がなく、とにかくカッコいい
- 板と直接繋がっている感覚で滑りやすい
- ブーツはBOAシステム
- 立ったままブーツとバインディングが接続できるため、ランディング回数が増える
- 男性でもブーツが24.5 cm以下の場合はレディースで問題なし
BURTON Step On(バートン ステップオン)システム
Step On システムとは
Step Onシステムとはその名の通り、“踏みつける”だけでボードと繋がり滑り出すことができるバインディングです。
主流のストラップバインディングだと、スノーボーダー達はリフトから降りるたびにしゃがみ込んで外していた足を固定しますよね。
1日を通して、この動作が地味に体力を奪っていきます。
スキーヤーと滑ってると、バインディング装着時間で待たせてしまって申し訳ない気持ちにもなるんですよねぇ…
これらの問題を解決してくれるバインディングが、“Step On“です。
BURTON Step On 21-22年モデルは5シーズン目のアップデート
初代BURTON “Step On“バインディングは2017年に発売されました。
今季の21-22年モデルは5度目のアップデートとなります。
もうそろそろ気になっていた人が買いたくなるタイミング。
- トゥフックのカチカチ音が鳴らないようになった
- 足をあまり捻らず、前に踏み出すことで着脱が可能になった
- 価格が31,000円(税抜)に下がった(旧モデルは42,000円(税抜))
特に価格については、初心者の方でもより手を出しやすくなるためのアップデートがなされたのではないでしょうか。
BURTON Step Onを開封とパーツの説明
メンズサイズは25cm〜のため、それ以下の場合は男性でもレディースを購入
“Step On”はバインディングとそれに対応したブーツを別々に購入します。
普段の靴は25cm以上を履いているのですが、足のサイズを実測で改めて測定すると、、、
23.5cmしかありませんでした…(泣)
測定したお客さんの大半は自分の足が思っていたよりも小さいことに驚かれるそうです。
Step On専用のメンズブーツは25cm以上しかないため、店員さんの勧めでレディースブーツの24.5cmにしました。
つま先が当たりすぎず、横幅もキツくなかったため、レディースでも何も問題はありませんでした。
ブーツのサイズによって、バインディングのサイズも変わるため、バインディングもレディースのMサイズにしました。
店頭では品切れも多く、ネット通販でもサイズによっては欠品しています。
サイズ | メンズ | レディース |
---|---|---|
S | 25-26cm / US6-8 | 22-23cm / US5-6 |
M | 26.5-28.5cm / US8.5-10.5 | 23.5-25.5cm / US6.5-8.5 |
L | 29-31cm / US11-13 | 26-27cm / US9-11 |
ブーツは柔らかくて履き心地も良く、軽い
ステップオンのブーツは専用のものになりますので、ストラップ式の普通のビンディングで使用するブーツは使うことができません。
ブーツはBOA式でダイヤルで調整します。
中は柔らかくて履き心地が良く、紐が無いためとっても軽いです。
ブーツの先端には金属がついており、ここで足先をバインディングとガッチリ固定します。
踵側には、Step Onで最も重要なパーツが付いています。
こちらの突起をバインディングに差し込むことで、踵側をがっちりと固定します。
ズボンの裾が干渉すると上手くバインディングと結合できないため、こちらのクリップに裾を挟みます。
ストラップの無いStep Onバインディングが美しい
こちらがStep Onのバインディングです。
ストラップが無いとこんなにも洗練されたデザインで無駄がなくなるんですね。
Step On バインディングは主要なインサートホールに対応
Step On バインディングは、「4×4、3D、The Channel」などの主要なインサートホールに対応しています。
“4×4″で問題なく板に付けることができました。
底のカバーがなかなか硬いですが、力ずくで引っ張って、プレートをはめる穴を出しましょう。
Step Onの装着は本当に踏み込むだけ
“Step On“を板につけてみると、無駄がなく美しさが際立っていることがわかります。
ブーツとバインディングは、ヒール部分にブーツのヒールクリートを射し込んで接続します。
この時、“カチっ”と音がしますので、しっかり入っていることを音で確認します。
続いて、トウ側の爪にブーツのトウクリートが挟まるように、上から踏み込みます。
ここでも、“カチっ”と音がします。
この音がとても快感で癖になります。
ここの踏み込みが甘いと音も鳴らず、すぐに外れてしまい危険です。
以上のように、Step Onはトウの両サイドとヒールの3ポイントでコネクションすることで、外れることなくしっかりとホールドすることができます。
Step Onの外し方もとっても簡単
続いてStep Onの外し方です。
サイドのレバーを引き上げて、
前に踏み出すと、すんなりとヒールクリートが外れます。
そのまま前に出ると、トウクリートも外れます。
とっても簡単です!
こんなに簡単だとは思わなかったので、感動しました!
BURTON Steo Onで初滑りをした感想
滑り心地はストラップバインディングと遜色はなく、板との一体感を感じる
購入して早速一滑りしてきましたが、フリーラン時のストラップバインディングとの差はあまり感じませんでした。
むしろ板との接着具合が高いため楽に板を制御できました。
滑り方によってはストラップがないため、体重のかけ方が変わり違和感を感じる方もいるかもしれませんが、ほとんどの人が差は感じることなく、着脱時間が一瞬であるメリットが勝るのではないかと感じました。
着脱で座り込むことがないため、1日を通して疲労度も明らかに軽減されましたよ!
短距離移動も面倒くさがらずにバインディングに固定して移動することができる
初心者の方で、微妙な距離の傾斜でリフト間を移動する際に
“右足(もしくは左足)を固定するのがめんどくせぇ…!”
と片足をバインディングに装着せずに滑って、コケた経験はありませんか?
そんな時も踏み込むだけで固定される”Step On“は大活躍します。
着脱が一瞬であるため、どんなに短い距離のランディングであったとしても迷うことなく装着することを選ぶことができます。
ズボンの裾が短いとブーツのクリップから外れることがある
今履いているズボンの裾が短いため、いつの間にかズボンの裾がブーツのクリップから外れていることがありました。
そうなると、裾がヒールクリートに干渉してしまい、スムーズに板に装着することができなくなります。
ほとんどの方はダボダボで丈に余裕があるズボンだと思いますが、スマートな丈のズボンを履いている場合は、リフトに乗っている時にクリップでちゃんと止められていることを定期的に確かめるといいかもしれません。
僕はクリップから裾が外れていることに気づかずに滑り出して、はめることができず一度転倒してしまいました…
(カッコ悪いし、かなり危険です。)
立ったままつけにくい場面では座って装着も可能(初心者の方はこちらでまずは慣れましょう)
足場が不安定、もしくは初心者の方でまだ立ったまま装着ができない方は座っても装着ができます。
いくら簡単に装着できると言っても、初心者がいきなり滑る雪の上で立ったまま着脱することは難しいです。
そのような場合は下記の方法で装着できます。
①座った状態でヒールクリート(踵部分)をはめる
②トウクリートをつま先の鉤爪に当てる
③板を手で手前に引っ張る
この方法でも“カチッ”と音が鳴り、しっかりとホールドすることができます。
リフト降り場は人が密集して、下手にコケると事故に繋がるため、初心者の方は慣れるまでは座りながら着脱することをお勧めします。
それでもストラップバインディングよりは着脱時間はかなり短く、半分くらいの時間ですよ!
トゥフックのカチカチ音はしない
旧モデルを使用したことがないため、比較したわけではありませんが、旧モデルではトウクリート部分が滑走中に“カチカチ”と音が鳴っていたようですが、21-22モデルでは改善され、音が鳴ることはありませんでした。
旧モデルも問題ないとのことですが、さらに安心して滑ることができるようになったようです。
メリット
①着脱時間が劇的に短いため、スキーヤーに置いていかれない
リフトから降りた瞬間に滑り出せるため、スキーヤーを待たせることはありません。
②しゃがみ込む回数が減るため、ランディング回数を増やすことができる
座り込むたびに尻もちを付き、起き上がるにも体力を使います。
また着脱時間の数分が毎回無くなることで、1日のランディング回数を増やすことができます。
③パーツは頑丈で耐久性は高そう
パーツはプラスチックだけでなく、要所要所に金属が使われているため、耐久性は高そうだと感じています。
④まだStep Onは人口が少ないため、ゲレンデで目立てる
リフトから降りた瞬間に滑り出すと、かなり目立てます。
誰しもがゲレンデではカッコよく目立ちたいですよね。
デメリット
①パウダースノーでは着脱に時間がかかる
踏み込む必要があるため、不安定な足場での装着は難しくなります。
常に新雪ばかりのゲレンデに行く場合はストラップの方がいいかもしれません。
②新雪に突っ込んだり、事故が起きた時などの緊急時に外しにくい
寝転んだ状態で外すことが難しく、人に外してもらう場合はストラップの方が断然やりやすいです。
不安定な状況下でバインディングを外しにくい点はStep Onのリスクかもしれません。
まとめ
BURTON Step On(21-22)バインディングをレビューしました。
激しくトリックを行うボーダーにはまだまだ検証すべきポイントがあるかと思われますが、普通に滑る分には全く問題がありませんでした。
初心者〜上級者までの要求に応えた素晴らしいバインディング
もうストラップバインディングに戻ることはできません。
社会人になると年々体力も衰えていきますが、BURTON Step Onを導入することで体力の消費がマイルドになり以前のように一日中元気に滑ることができるようになるかもしれません。
ぜひ気になっている方は購入をご検討ください!
スノーボード関連では最近着用率が増えてきているヘルメットを導入し、SMITHのMaze(MIPS)をレビューしたため、ヘルメットを買おうか悩んでいる方は参考にしてみてください♪
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