2024年2月24-25日に日本最古のクラシックホテル『日光金谷ホテル』に宿泊してきました!
- スタッフのホスピタリティが素晴らしい
- 館内ツアーでホテル内を歩きながら歴史を聞ける
- フレンチディナーは金谷ディナーがおすすめ
- 朝食はクラシカルなアメリカンブレックファースト
- 別館デラックスはリニューアルでとても綺麗
歴史ある建築物と伝統的に引き継がれた料理を楽しむことができるホテルです。
- クラシックホテルに興味がある
- 日光東照宮周辺の観光を考えている
- 明治以降の偉人が宿泊した施設に興味がある
最新ホテルも良いけど、レトロな雰囲気を感じたい方におすすめです。
今回はホテル最寄りの東武日光駅まで『特急スペーシアX』で向かいました。
本記事では日光金谷ホテルやスペーシアXの様子を写真107枚で超詳細にまとめていますので、宿泊前の参考にしてみてください!
ホテルの基本情報やスペーシアXの詳細を飛ばしたい方は『【本館】日光金谷ホテルの本館をレビュー』からお読みください♪
日光金谷ホテルとは
日光金谷ホテルは明治6年(1873)に創業した現存する日本最古のリゾートホテルで、日本の建築美に西洋の家具や備品が溶け込んだクラシックホテルならではの趣深い雰囲気が漂います。
金谷ホテルの創業者である金谷善一郎氏は、ホテル開業前は日光東照宮に楽人として奉職しており、雅楽を演奏していました。
そのような中、善一郎氏はアメリカ人宣教医ヘボン博士(ヘボン式ローマ字の)が日光を訪れた際に自宅を宿として提供することになります。
日光を訪れる外国人の増加を見越してヘボン博士は善一郎氏に外国人専用の宿泊施設を作ることを進言しました。
これを受けて善一郎氏は自宅を改造し『金谷カテッジイン』を開業、金谷ホテルの歴史が始まりました。
当ホテルは宿泊者に人気の館内ツアーを開催しており、このような歴史を詳しく聞くことができます。
館内ツアーの様子を確認したい方はこちら!
日光金谷ホテルの当ブログで到底まとめきれないほどの歴史が詰まっているので、ぜひ宿泊してご自身で体感してください♪
客室は本館・新館・別館・第二新館
多種多様な客室は「本館・新館・別館・第二新館」に分かれます。
本館のお部屋
- スタンダードA
- スタンダードB
- シャワー付タイプ(バスタブ無し)
新館のお部屋
- N35
第二新館のお部屋
- スタンダードA
- コーナーツインルーム
- デラックスタイプ
- デラックスモダンタイプ
- ORANGE SUITE
別館のお部屋
- 別館スイート
- 別館コーナー
- 別館デラックス ← 今回宿泊したお部屋
今回は2023年7月にリニューアルオープンした「別館:デラックスツイン」に宿泊しました。
別館のお部屋はリニューアルに伴いかなり綺麗になっているため、クラシカルで明治の雰囲気をより強く体験したい方は本館と第二新館のお部屋がオススメです。
チェックインは15時、チェックアウトは11時
日光金谷ホテルのチェックインは15時、チェックアウトは11時です。
朝早くから観光に出かけるのもいいですが、翌日の11時までゆっくりとホテルで過ごしてから出発するのも悪くないですよ♪
日光金谷ホテルから日光東照宮は徒歩約15分
日光の代名詞『日光東照宮』までは日光金谷ホテルから徒歩約15分です。
日光東照宮の拝観は9時からなので、日光金谷ホテルに宿泊した2日目の11時(チェックアウト)までに観光して帰ってこれます。
日光金谷ホテルに荷物を置いて、身軽に日光東照宮を楽しめますよ♪
日光金谷ホテルへのアクセス
自動車:無料駐車場有り
日光金谷ホテルは無料駐車場を完備しており、自動車で訪れることも可能です。
日光街道からホテルまでは急勾配な坂道が続くため、冬季はスリップに注意です。
当たり前ですが、冬季はチェーンもしくはスタッドレスタイヤで万全の備えで向かいましょう!
電車:浅草方面
浅草と東武日光は『特急リバティけごん』と『特急スペーシアX』が運行しています。
どちらも所要時間は約2時間です。
筆者は行きは『特急スペーシアX』、帰りは『特急リバティけごん』を利用しました。
特急スペーシアXのレビューはこちら!
特急スペーシアXのスタンダードシートは思ったよりも揺れたため少し乗り物酔いになってしまいましたが、特急リバティけごんはあまり揺れは気になりませんでした。
東部日光駅からの無料シャトルバスで約5分
東武日光駅から日光金谷ホテルまでは「無料シャトルバス」か後述の「東武バス」もしくは「徒歩」で向かうことになります。
無料シャトルバスを利用する場合は公式HPで発着場所と時刻表を確認してから向かいましょう!
シーズンによって時刻表が変更されるため、必ず公式HPで最新情報を確認してください。
東部日光駅から東武バスで約5分
東武日光駅、JR日光駅から東武バスでホテルに向かう場合は「神橋(しんきょう)」バス停で下車します。
そこから徒歩数分で日光金谷ホテルに到着します。
バス停からホテルまで時間はかかりませんが、ホテルに続く最後の坂道が急勾配なので、大きな荷物を持っている方は無料シャトルバスを利用した方がいいかもしれません。
東部日光駅から徒歩で約30分
東武日光駅から日光金谷ホテルまでは“日光街道”を歩いていくことになります。
土産屋や団子屋、カフェなどもあり、思い思いに観光を楽しむことができます。
ただし後半は坂道が続き、少し足腰が疲れるかもしれません。
何度も言いますが、ホテル直前には急勾配の坂道が待ち受けています。
お天気が良い場合は日光街道を歩いてホテルまで向かうのもオススメですよ♪
スペーシアX(スタンダードシート)をレビュー
今回は東京浅草から日光へ東部鉄道”スペーシアX”で向かうことにしました。
こちらは2023年7月15日にデビューしたばかりで気になっている方も多いのではないでしょうか。
6種類のシートバリエーションが用意されており、車両ごとに楽しみ方が変わります。
- 1号車:コックピットラウンジ
- 2号車:プレミアムシート
- 3号車:スタンダードシート←今回乗車した車両
- 4号車:スタンダードシート
- 5号車:ボックスシート、スタンダードシート
- 6号車:コックピットスイート
各シートの詳細は以下の動画で詳しく解説されています。
今回は浅草を13時に出発するスペーシアXのスタンダードシートで東武日光に向かいました。
座席前のコンセントが便利
長時間の電車旅で心配なのがスマホなどの充電です。
スペーシアXのスタンダードシートは座席前方にコンセントが用意されているため、机を出しながらでもスムーズに端末を充電することができます。
電車によってはコンセントが足元や肘掛け部分にあって不便なので、スペーシアXのように前方に用意されているのはありがたいです!
スタンダードシートの座り心地は良いが思ったよりも揺れる
今回利用したスタンダードシートは広々とした座席に、大きな窓からは雄大な景色を眺めることができ、開放的な空間でした。
しかしながら、スタンダードシートは走行中に思ったよりも揺れます。
普段から乗り物酔いをする方はスマホや読書をしていると酔ってしまうレベルです。筆者も少し乗り物酔いしました…
ただし、同じスペーシアXでも特別車両の1・2・6号車には横揺れを低減する”フルアクティブ・サスペンション”が採用されているため、スタンダードシートよりは揺れないことが予想されます。
乗り物に酔いやすい方はプレミアムシート以上を利用すると良いかもしれません。
車内販売(カフェ)はオンライン整理券が必須
1号車には『COEN CAFE SPACIA X』があり、車内で特別なメニューをいただくことができます。
ただし、カフェの利用は1号車の利用者が優先されるため、2号車以降の乗客は車内でオンライン整理券を取得する必要があります。
オンライン整理券は春日部を過ぎたあたりで配布が開始されます。
座席ポケットのカフェ案内のQRコードを読み取ることでオンライン整理券と注文を進めることができます。
春日部を過ぎてすぐにアクセスしましたが、直近の時間はすぐに配布終了となってしまったため、利用したい方はスタンバイしておきましょう!
1号車でオンライン整理券のQRコードを提示すると、注文した商品が入った紙袋をいただけます。
今回はホットコーヒーといちごフレーバーのビールを注文しました。
特にイチゴビールはメディアでも取り上げられて話題になっていたこともあり、飲めることを楽しみにしていました♪
絶妙にいちごの香りと酸味がビールと合わさっており、一体感がありました。
思ったよりもしっかりとビールで、ビアカクテルとは違いますので、ビール好きの方はぜひお試しください!
コーヒーも深いコクと香りで癒されました。
浅草駅で購入した今半のすき焼き弁当をいただいて、あっという間に東部日光駅に到着しました。
東武日光駅からバスもしくは徒歩で日光金谷ホテルに向かいます。
【本館】日光金谷ホテルの本館をレビュー
それでは前置きが長くなりましたが、日光金谷ホテルをレビューしていきましょう!
ホテルの敷地内に入ると趣深い建物に目が奪われ、大正時代にタイムスリップしたような気持ちになります。
左の建物が本館、右がリニューアルした別館です。
写真撮影で盛り上がっているとスタッフの方が荷物を運んで館内まで案内してくださいました。
フロントカウンターでチェックイン
本館へは重厚感のある回転ドアから入ります。
上に飾られた彫刻も素敵なので、ぜひ近くで観察してください♪
こちらのフロントカウンターでチェックインを行います。
外国人用に作られたこともあり、少し背が高いフロントカウンターです。
ひな祭りが近かったので、雛人形が飾られていました。
フロントカウンターの奥の部屋はロビーになっており、
クラシカルな雰囲気の家具が数多く残されています。
モノクロの写真で見た世界が目の前に広がり感動しますね。
後述の館内ツアーに参加したい方はこちらのロビーに集合となります。
ロビーの大きな窓からは立派な庭園を楽しむことができます。
本館の様々な写真は館内ツアーの項目に詳しく載せています!
【別館】日光金谷ホテルの別館デラックスツインをレビュー
チェックインを終えると、いよいよ別館の客室に向かいます。
エレベーターは最新鋭のものが導入されています。
最新すぎて少し雰囲気が合わないのは残念…
廊下はモダンとクラシックがうまく調和した雰囲気です。
お部屋はまさかのオートロック。
安全と利便性には敵いません。
今回泊まるお部屋は『112:デラックスツイン』です。
部屋全体の様子
こちらが入り口から見た別館のデラックスツインです。
壁紙は歴史と伝統を融合した独自の紋様を表現しています。
反対側から見た様子がこちら。
お部屋のテーマ「和と洋が融合した唯一無二のクラシック」に相応しいのではないでしょうか。
それぞれのエリアに分けて紹介していきます!
ベッドエリア
ベッドは「幅110cm、長さ200cm」で2台用意されています。
シングルとセミダブルの中間のサイズです。
ベッドサイドはコンセントや電話、可愛いライトが並びます。
ソファエリア
お部屋の奥はふかふかのソファが並びます。
一度座ると時が止まり、逃れられません。
こちらに座って、可愛い湯呑みでいただくお茶は最高でした。
ミニバーを確認する
デラックスツインからの眺望
今回のお部屋は2階で、窓からはホテル本館や新館、お庭を楽しむことができました。
雪も溶け始めており、木々も枯れているため、この時期はそれほど感動はないかもしれません。
夜の眺望はこのような感じです。
カーテンではなく、引戸で遮光します。
お部屋から見たお庭は自由に散策することができます。
サニタリーエリア(シャワー・バスタブ)
こちらが水回りとなります。
リニューアルしたこともあり、清潔さで溢れています。
タイル張りの壁がオシャレですね。
シャワーとバスタブは別ではありませんが、広々としています。
こちらにも暖房が備わっており、極寒の日光でもお部屋では暖かく過ごすことができます。
後述のアメニティを含め、シャンプーなどは『OSAJI(オサジ)』を使用。
日本人が安らげる伝統色を採用したデザインやお肌に良い成分を詰め込んだOSAJIは日光金谷ホテルにピッタリのブランドだと思いました。
アメニティ
アメニティは「歯ブラシ・クシ・シャワーキャップ・カミソリ・コットン・綿棒・スキンケアセット」です。
スキンケアセットは『OSAJI(オサジ)』です。
翌日のお肌の調子が上がった気がします。
ドライヤーはコスパ抜群の『SALONIA』です。
ナイトウェアー(パジャマ)
ナイトウェアは上下セパレートタイプで麻のような質感でした。
日光金谷ホテルのロゴが入っており、特別感があります。
ミニバー
ミニバーの食器類はとても充実。
可愛い湯呑みで飲むお茶は格別です。
カップやグラスも可愛いです。
ミニバーには小川珈琲の有機ドリップコーヒーが2セット用意されています。
これがめちゃくちゃ美味しかったので、ぜひお部屋でお楽しみください♪
ミニバーの下には小型の冷蔵庫があります。
トイレ
トイレは洋式で自動洗浄付きの最新モデルです。
冷暖房器具
暖房器具はこちらのストーブと、
お部屋全体を調整するエアコンが付いています。
リニューアルに伴い全体的に綺麗になりすぎて、クラシックなお部屋を楽しみたい方には少し物足りない気はしましたが、とても居心地の良いお部屋でした!
【夕食】日光金谷ホテルのクラシックディナーをレビュー
日光金谷ホテルの夕食は本館2階の『メインダイニングルーム』でいただきます。
明治時代はこちらがホテル1階となり、ロビーとして使われていましたが、昭和の改修時にダイニングルームとして利用されることになりました。
柱と天井の装飾は圧巻です。
メニューは歴代の料理長から引き継がれてきた伝統のフランス料理。
格式高く緊張してしまいそうな空間ですがドレスコードは不要です。
- 日光金谷ホテル150周年記念ディナー(1名24,200円)
- クラシックディナー(1名18,000円)
- 今日のディナー(12,500円〜) ←本記事でレビュー
- 金谷ディナー(12,500円〜) ←本記事でレビュー
- ライトディナー(8,500円〜)
※2024年2月時点の情報です。
最新情報は日光金谷ホテル公式HPでご確認いただけます。
①と②は事前予約が必要です。
今回は『③今日のディナー』と『④金谷ディナー』をいただきました。
お肉が食べたい方は『③今日のディナー』、金谷ホテル伝統の虹鱒のソテーと大正コロッケ(蟹)を食べたい方は『④金谷ディナー』を選ぶといいですよ♪
宿泊時期によってメニューは変更される可能性があるのでご注意ください!
日光金谷ホテルオリジナルラベル 白ワイン スペイン
今回は日光金谷ホテルオリジナルの白ワインをいただくことにしました。
お料理に合わせてペアリングされているため、スタッフさんにオススメを聞いてみるのも良いかもしれません。
アミューズ
こちらが当日のアミューズ。
本日のオードブル
オードブルの信州サーモンのカルパッチョです。
本日のポタージュ
濃厚なコーンポタージュです。
700円追加することでコンソメスープに変更できます。
パン
焼きたてのパンは食べ放題です。
小麦の香りが豊かで、メインが届く前にお腹いっぱいにならないように注意が必要です。
[本日のディナー]低温でポッシュした「鰤」の照り焼きと「大根」のプレゼと…
本日のディナーの「低温でポッシュした「鰤」の照り焼きと「大根」のプレゼと季節野菜を添えて「柚子」香る「日光たまり醤油」風味のクリームソース」です。
名前が長い…笑
ソースをつけることで口の中でぶり大根が完成する仕掛けで、ワインとよく合いました♪
[本日のディナー]「とちぎ霧降高原牛」ロース肉のグリエ「焼き芋」のビューレ&チップス
本日のディナーのメイン「「とちぎ霧降高原牛」ロース肉のグリエ「緑胡椒」風味のソース「焼き芋」のビューレ&チップスに季節野菜のローストを添えて」です。
名前が長い…(2回目)
しっとり柔らかいとちぎ牛の旨みとサツマイモの甘味がマッチして絶品。
ジャガイモではなく、サツマイモのマッシュポテトは新鮮な出会いでした。
[金谷ディナー]大正コロッケット(蟹)
こちらは金谷ディナーの「大正コロッケット(蟹)」です。
名前が短い…(ほっ)
大正時代から代々受け継がれてきた金谷ホテル伝統のクリームコロッケに蟹を加えて、トマトソースでいただきます。
素朴な味で懐かしい気持ちになれるコロッケです。
[金谷ディナー]虹鱒のソテー 金谷風
金谷ディナーのメイン「虹鱒のソテー 金谷風」です。
一見焼けこげたのではないかと、驚いてしまいました。
日光産の虹鱒をバター、醤油、砂糖で作ったソースで絡めて、和風ムニエルに仕上げられています。
しっかりと味付けされており、川魚特有のにおいも無く、ふわふわの食感を楽しめます。
日光金谷ホテルならではの食事を楽しみたい方は「金谷ディナー」を選びましょう!素朴ながらも満足感はありますよ♪
本日のデザートとコーヒー
最後はデザートです。
新鮮なフルーツとケーキで会話が弾みます。
奥に見えるのが小菓子です。
【朝食】日光金谷ホテルのアメリカンブレックファーストをレビュー
朝食も夕食と同じく本館2階の『メインダイニングルーム』でいただきます。
今回は窓側の特等席に案内されました。
- BREAKFAST(4,000円〜) ←本記事でレビュー
- CONTINENTAL BREAKFAST(3,420円〜)
- 和朝食(4,500円)
※2024年2月時点の情報です。
最新情報は日光金谷ホテル公式HPでご確認いただけます。
日光金谷ホテルの宿泊者のほとんどが『①BREAKFAST』を選ぶと思います。
チェックイン時に朝食に500円を追加すると和朝食のお弁当に変更することもできます。
クラシカルなのでメニュー数や見た目は地味に感じますが、とっても美味しいアメリカンブレックファーストでした♪
テーブルには光り輝く2種類のジャムが用意されています。
コーヒーか紅茶は飲み放題です。
苦味はほどほどで酸味のあるコーヒーで朝から幸せな気持ちです。
焼きたてのパンが運ばれてきます。
ドリンクは「那須牛乳、オレンジジュース、アップルジュース、マンゴージュース、トマトジュース」から選びます。
今回はマンゴージュースを選びました。
飲んだらわかる、百貨店で売ってるような濃厚なマンゴージュースでした。
卵料理は「スクランブルエッグ、オムレツ、フライドエッグ」から選びます。
レストランで食べるオムレツは最高です。
最初は物足りない気がしましたが、食べ終わる頃には満足感で満たされました♪
日光金谷ホテルの館内ツアーは16時と17時に開催
宿泊者限定で開催される「館内ツアー」。
宿泊当日は16時と17時に開催していました。
館内ツアーはロビーから始まりました。
案内者のお話をホテルの様々な場所で聞いていきます。
続いて、フロントに移動します。
吹き抜けの高い天井は元々1階にあったフロントを地下を掘り下げて移動したためだそうです。
鹿さんもホテルを見守っています。
何気なく置かれているベンチにも歴史があり、館内ツアーではマニアックなお話を聞くことができます。
続いて2階に移動します。
2階でも様々な彫刻や日光金谷ホテルの歴史のお話が続きます。
当初はこの2階部分が1階で、増築時に地下に掘り下げて現在のロビーを作りました。
今立っている場所が1階だったと聞いても、全く実感が湧きません…
見るだけでは分からない歴史が聞けて大変興味深いです。
タイムスリップしたような感覚でお屋敷を探検している気分になれます。
続いて、現在も宴会や会議に使われている小食堂(本館2階)に案内されました。
日光金谷ホテルで最も歴史のある食堂スペースだそうです。
当日の昼間はこちらのスペースは結婚式で利用されていました。
天井を見上げると、花鳥風月が描かれた見事な格天井が広がります。
お部屋の中の数少ない柱には牡丹の花の彫刻があしらわれており、見事な装飾に息を呑みます。
館内ツアーで様々な調度品見ることができ、歴史の重みを感じることができました。宿泊した際はぜひご参加ください!
ロンドンタクシーで記念撮影
夕方から別館の前にロンドンタクシーが駐車されていました。
運転席の前のハットが可愛い…
TX4というモデルで日本には数台しか存在しないそうです。
丸っこくて愛嬌のあるフォルムがいいですね。
別館前に駐車されていますので、見つけたら記念撮影をしましょう!
BAR DACITE(デイサイト)
本館1階に『BAR DACITE(バー デイサイト)』があり、おしゃれなジャズを聴きながらお酒を楽しむことができます。
営業時間は17時から23時です。
冬季は大谷石の暖炉に火が灯り、炎がゆらめきます。
しっぽりとお酒を楽しみたい方にはオススメですよ♪
ギフトショップ
本館の1階にはギフトショップがあります。
宿泊者以外もこちらで買い物することができます。
レトロで可愛いお土産が揃っているため、記念にお立ち寄りください。
日光金谷ホテルのよくある質問
最後に日光金谷ホテルでよくある質問のうち、筆者も気になっていたことをまとめていきます。
ドレスコードは不要
由緒あるクラシカルなホテルなので、レストランではドレスコードが厳しいか気になりますよね。
実際に訪れてみると、ニットなどカジュアルな普段着でも全く問題ありませんでした。
ホテル公式HPでは以下のように回答されています。
ノーネクタイ・ノージャケットでご利用いただけます。
日光金谷ホテル公式HP
厳しいドレスコードは設けておりませんが、露出の多いタンクトップやキャミソール、ダメージデニム、短パン、ビーチサンダル等、他のお客様が不快と感じる服装での入店をご遠慮いただいております。
また客室にある浴衣やスリッパでのご利用もご遠慮いただいております。
服装は少し綺麗めを意識するくらいでいいと思います♪
温泉はない
日光金谷ホテルに温泉はありません。
歴史から見ても、金谷ホテルは外国人の方の宿泊施設としてスタートしたことからも温泉を引けてないことは納得がいきます。
温泉が無くても豪華な体験と居心地の良いお部屋に満足できますよ!
まとめ〜タイムトラベルができる貴重なホテル〜
以上、『日光金谷ホテル』のレビューをまとめました。
日光金谷ホテルの特徴は次のとおりです。
- スタッフのホスピタリティが素晴らしい
- 館内ツアーでホテル内を歩きながら歴史を聞ける
- フレンチディナーは金谷ディナーがおすすめ
- 朝食はクラシカルなアメリカンブレックファースト
- 別館デラックスはリニューアルでとても綺麗
クラシックホテルが好きな方は間違いなくテンションが上がるホテルです。
ただしリニューアルされた別館のお部屋は綺麗になりすぎてクラシック要素が薄まっているため、本当にクラシックなお部屋に泊まりたい方は別館以外のお部屋を選ぶことをおすすめします。
貴重な建築物や彫刻品を楽しんでタイムトラベルをしちゃいましょう!
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